今日のコラム

☆ 6月11日(水)傘の日
お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います☆


6月11日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

小田原評定では……

 多くの会社では決起大会をやり、反省すべき点や、今後の目標を確認しあいます。しかしそれも、こうしなければならないということはわかった、というだけではいけない、実行がなければいけません。実行ができない限りは、百の決起大会を行なっても、それは費用を使うだけ、時間を使うだけに終わってしまいます。

 昔の話に小田原評定ということがあります。大軍が攻めてくるということに対して、小田原城の人は、評定に明け評定に暮れてついに負けてしまったという話です。それではいけない、評定は一回でよい、あとは実行だ、そうしてこそ、はじめて成果をあげられるのです。一にも実行、二にも実行です。

【コラム】筆洗

2014年6月10日東京新聞TOKYOWeb

▼どんなものでも、たべつくす、鳥も、獣も、木も草も。鉄も、巌(いわお)も、かみくだき、勇士を殺し、町をほろぼし、高い山さえ、ちりとなす」。いったいこれは、何か。英作家トールキンの『ホビットの冒険』の中に出てくる、有名な「なぞなぞ」

▼答えは「時間」。なるほど時の流れという「怪物」にはどうやっても勝てぬ。万物はやがて朽ち果てる。十日は時の記念日

▼人類の技術進歩は時間という怪物との闘いの成果か。同じ時間内にどれだけ移動できるか、製造できるか、情報を伝えられるか、エネルギーを生産できるか。技術で効率を高めることで怪物の目をかいくぐることができる

▼米映画「イージー・ライダー」(一九六九年)。主人公がバイクで旅に出る直前、腕時計を無言で投げ捨てる場面がある。定められた時間、追い立てるような社会から解き放たれたいというメッセージだったのだろう

▼映画から四十五年経過するが社会に変化はない。むしろ生産性、時間効率という足枷(あしかせ)はより重くなっている。のんびりしていると叱られる

▼仕方があるまい。そうやって皆、生きている。それでも「時を忘れる」方法はある。ボーッとする。季節の花を見る。それぐらいのぜいたくが許されないはずはない。時間とずっと角突き合わせていては身も心も持たない。息をひとつつく。「怪物」と付き合うコツかもしれぬ。


☆ 今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆