今日のコラム

☆ 5月15日(木)ヨーグルトの日
お早うございます、今日もお立ち寄り有難う御座います ☆

5月15日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

業界の信用を高める

 どんな商売もそうでしょうが、自分の店が発展、繁栄していくには、そのお店の属している業界全体が常に健全で、世間の人びとから信用されていることが非常に大事だと思います。

 もしそうではなく、業界の中に不健全な店が多ければ、「あの業界はだめだ、信用できない」ということになって、その業界に属する個々の店も、同じような評価を世間から受け、商売は成り立っていきにくくなるでしょう。

 ですから、お互い商売を進めていく上で、自分の店の繁栄をはかることはもとより大事ですが、それと同時に、他の店ともうまく協調して、業界全体の共通の信用を高めることを配慮することが、きわめて大事だと思うのです。


【コラム】筆洗

2014年5月14日東京新聞TOKYOWeb
 
夏目漱石の<時鳥厠(ほととぎすかわや)半ばに出かねたり>。なぜ厠を出たかったか。昔の人はトイレでホトトギスの声を聞くことを縁起が悪いと考えていたという▼聞きなし。鳥の声の節回しを似た言葉に、置き換えることで、ウグイスなら「法華経」。ホトトギスは「テッペンカケタカ」「トッテカケタカ」。昔の人にはそう聞こえた

ホトトギスの聞きなしには物語がある。ホトトギスはモズに何かを貸したが、返済しない。それで貸した物を木に「掛けたか」と催促しているという(『日本語オノマトペ辞典』)。借金取りのようで、厠でのホトトギスが嫌われる理由もこれと関係があるのか

▼妙な聞きなしもある。フクロウは、「ボロキテホーコー」と鳴く。ボロ着て奉公とは口が悪いが、もちろん悪気はない。ホトトギスもモズを追い込むつもりはない。いずれも人間がそう鳴いていると思い込んだにすぎない

▼米家庭用品大手がドイツで、ある洗剤の販売を中止した。容器に表記した「88」の数字が問題になった。アルファベットの八番目はH。「88」はHHだから、「ハイル・ヒトラー」になる

ネオナチの隠語として、使われているという。会社側は知らなかったが、ナチに敏感なドイツ人には「ヒトラー万歳」と聞こえるのである。歴史や文化によって特定の数字が人を傷つけ不安にさせる。「聞きなしだよ」では決してまない。


【社説】東京新聞TOKYOWeb

美味しんぼ批判 行き過ぎはどちらだ

2014年5月14日
 

 被災者の切実な声が届くのか。それとも風評被害を増すのだろうか。漫画「美味しんぼ」が物議を醸している。何事にせよ、問題提起は必要だ。だがその表現には、もちろん思いやりも欠かせない。

 「美味しんぼ」は一九八三年から週刊漫画誌上で連載されており、昨今のグルメブームの発信源とされている。東日本大震災後は、被災地を取り巻く食の問題などにほぼ的を絞って、問題提起を続けてきた。

 前号で、主人公の新聞記者が東京電力福島第一原発を取材直後に鼻血を流す場面が論議を呼んだ。

 そして今週号では、福島第一原発のある双葉町の井戸川克隆前町長や関係する学者らが実名で登場し「大阪が受け入れたがれきの焼却場周辺でも眼(め)や呼吸器系の症状がある」「福島にはもう住むべきではない」などと訴えて、騒ぎはさらに広がった。

 福島県佐藤雄平知事は「風評被害を助長するような印象で極めて残念」と強く批判した。

 漫画作品だけに、創作部分も多いだろう。表現の隅々にまで、被災者の心と体に寄り添うような細心の注意が必要なのは、言をまたない。その意味で、配慮に欠けた部分もある。

 しかし、時間をかけた取材に基づく関係者の疑問や批判、主張まで「通説とは異なるから」と否定して、封じてしまっていいのだろうか。

 東電が1号機の格納容器から大量の放射能を含んだ蒸気を大気中に放出するベント作業をした後も、住民にそれを知らせなかった。「そうとは知らず、われわれはその放射線を浴び続けてたんです」と、前町長は作中で訴える。

 SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)による放射能の拡散情報が、住民に伝えられなかったのも事実である。

 またそれよりずっと以前から、原発は絶対安全だと信じ込まされてきたというさらに強い疑念がある。それらが払拭(ふっしょく)できない限り、被災者の心の底の不安はぬぐえまい。素朴な疑問や不安にも、国として東電として、丁寧に答える姿勢が欠かせない。情報隠しの疑念こそ、風評の温床なのである。

 問題提起はそれとして、考える材料の提供である。登場人物が事故と被害をどう見ていくのか。作品を通じ、作者は社会に訴えようと試みる。行き過ぎはないか。もちろん、過剰な反応も。

美味しんぼは好きで読んでいます。

☆ 今日も皆さまにとって良い一日でありますように ☆