今日のコラム


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1月25日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)
融通無碍の信念

 「融通無碍」という言葉がある。これは別にむずかしい理屈でも何でもない。いたって平凡なことと思う。もし道を歩いていて、その前に大きな石が落ちてきて向うへ行けない場合はどうするか。もちろん石によじ登ってもまっすぐ行くということも一つの方法である。しかしそこに無理が生じるのであれば、石をよけてまわり道をしてゆく。それが融通無碍だと思う。

 もちろんときにはまわり道のない場合もある。しかしそういうときにはまた別の方法を考える。素直に、自分の感情にとらわれないで、この融通無碍ということをたえず心がけていくところに、世に処していく一つの道があると思うのである。


【コラム】筆洗

2014年1月24日東京新聞TOKYOWeb
 
▼東京の合唱(コーラス)」「東京の女」「東京の宿」「東京物語」「東京暮色」。小津安二郎の作品で題名に「東京」が入っている五本である。小津作品五十余本のうち、東京が出てこない作品は十本もないという。東京へのこだわりが分かる

▼そのくせ魅力的な場所とは必ずしも描かない。小津作品の東京はどこか世知辛い。寂しい。住む人の心まで乾燥させているようだ

▼「広いもんぢゃなア東京は」「ウッカリこんなとこではぐれでもしたら一生探しても会はりゃアしやんしエんよ」。「東京物語」の中で上京した老夫婦が上野公園でこんな会話をする場面がある。繁栄の裏側に潜む「居心地」の悪さが伝わってくる

東京都知事選で問われているのは「繁栄の裏側」である。もっと言えば「生き方」かもしれぬ。ひずみがあろうと経済成長を追求し続けるのか。物質的な豊かさではない別の方向も考えていくのか

原発ゼロを主張する宇都宮さん、「腹七分目でよし」と語る細川さんは考え直そうという。「世界一の都市に」の舛添さんと「アジアで最も豊かな産業経済都市に」と訴える田母神さんはもっと成長をという立場である

▼どんな選挙でも、経済成長は「善」という見方が強すぎて争点になりにくい。その意味で都知事選は実に新しい。その議論は日本全体にもつながるだろう。「東京の生き方」。いい題名ではないか。


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