今日のコラム


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1月19日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

人情の機微を知る

 人間の心というものは、なかなか理屈では割り切れない。理論的にはこうしたらいい、と考えられても、人心はむしろその反対に動くということもあろう。一面まことに厄介といえば厄介だが、しかし、やはりある種の方向というか、法則的なものがあるとも考えられる。そうしたものを、ある程度体得できるということが、人情の機微を知るということになるのだと思う。

 では、人情の機微を知るにはどうしたらいいか。それはやはり、いろいろな体験を通じて、多くの人びととふれあうことである。そうした体験に立ちつつ、常に素直な目で人間というものを見、その心の動きを知るということが大切だと思う。


【コラム】筆洗

2014年1月18日東京新聞TOKYOWeb
 

▼大自然の前で近代文明とはなんともろく頼りないものなのか」。一九九五年一月十七日の阪神大震災についてその人は書いている。物質的な繁栄を疑っていた。十六日、九十一歳で亡くなった小野田寛郎さんである

▼敗戦から三十年近い七四年までフィリピン・ルバング島のジャングルで「戦争」を続けた。日本の敗戦を信じなかった。「米軍のカイライ政権が続いている」「日本は新しい政府を満州に樹立した」と思っていたという

▼「どんな生き恥をさらしても生き延びよ。生きて任務を遂行せよ」。陸軍中野学校の教えも元少尉の長期間潜伏につながったのだろう

▼五十一歳で帰還した時、作家の阿川弘之さんはその旧陸軍式の敬礼を見て「大勢の人が不思議な感動を覚えたはずだ。それは、日本人がとつくの昔に忘れてしまつたものを見せられたからだ」と書いた

▼逆に小野田さんの方は経済大国となった戦後日本に「精神的断絶」を覚えた。「何でもカネ、カネの戦後日本人」。苦労の末、帰ってきたのは「なじめない祖国」。悲劇である

▼二枚の写真を十七日付夕刊で見た。一枚はジャングルを出た当時のもの。怖い目で敬礼している。もう一枚は最近のものか笑っている。なんでもカネの世の中は続く。それでも、柔和になった小野田さんの表情が戦後日本の良い部分を少しでも見た結果であることを祈りたい。

【社説】東京新聞TOKYOWeb

ノロウイルス 油断せず流行に備えを

2014年1月18日
 

 ノロウイルスが原因とみられる感染性胃腸炎の感染が広がっている。インフルエンザも流行期に入った。感染症対策は、予防と拡大の防止が重要だ。正しい知識を身に付け警戒を続けたい。

 浜松市の市立小学校多数で、ノロウイルスとみられる集団感染が発生している。千人を超える児童らが嘔吐(おうと)や下痢を訴え、学校閉鎖や学級閉鎖が相次いでいる。

 ノロやロタウイルスなどによる感染性胃腸炎は冬に流行する。今シーズンは十一月以降増加しており、過去五年間の同じ時期より多い。学校のほか高齢者がいる介護施設でも例年感染が報告される。

 子どもや高齢者は重症化することがあるが、治療は対症療法しかなく予防に注意を払いたい。

 ウイルスは感染力が強い。ウイルスに汚染された食品を加熱不足のまま食べたりすると感染することがある。消化器に感染するため患者の便や吐いた物にもウイルスは含まれる。処理する際に手などに付着しないよう注意が必要だ。マスクと手袋を着用したい。アルコール消毒は効果がなく、塩素系の漂白剤を使う必要がある。

 浜松市保健所と市教委は、感染経路や感染の実態を早く把握するとともに、学校や保護者にもこうした対応策を広く情報提供し感染拡大を抑え込むべきだ。

 インフルエンザは昨年末に流行期に入った。国立感染症研究所によると、今月上旬の一週間に全国の医療機関を受診した患者の推計は約三十四万人になる。

 対策ではまずワクチン接種を心掛けてほしい。抗インフルエンザ薬は開発が進み四種類が使える。

 ただ、一部の薬に耐性を持つウイルスが見つかった。薬剤への耐性が疑われたら別の薬の使用を検討する必要がある。服用後も症状など注意深く見守りたい。

 海外では鳥インフルエンザの感染が発生している。現在は人から人へ感染するタイプではないようだが、警戒は欠かせない。

 昨年十一月、日中韓保健閣僚会合がソウルで開かれ新型インフルエンザなどの感染症対策で連携強化を決めた。三国関係は尖閣諸島問題などで冷え込んでいるが、この分野では協力に積極的だ。政府は海外の感染症に関する情報を集め迅速に正確に国民に公表するよう努めるべきだ。

 感染症対策は個人でできる具体的な対策が重要になる。うがいと手洗いはもちろん、正確な情報を集め対応したい。

☆ 今日も寒いですが、皆様にとって良い一日でありますように ☆