今日のコラム


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12月18日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

利害を一にしよう

 おとなと青年、あるいは子供との間に断絶があるとすれば、それはわれわれの言う商売的な利害を共にしていない、さらにもっと高い意味の利害を一にしていないからだと思います。

 親は子のために、子は親のために、ほんとうに何を考え、何をなすべきかということに徹しているかどうか、また先生は生徒のためをほんとうに考えているかどうか、生徒は先生に対してどういう考え方を持っているのか。そういう意識がきわめて薄いために、そこに溝ができ、それが断絶となり、大いなる紛争になってくるのではないでしようか。時代が時代だから断絶があるのが当然だと考えるところに根本の錯覚、過ちがあると思うのです。


【コラム】筆洗

2013年12月17日東京新聞TOKYOWeb
 

▼レンタルビデオもない一九七〇年代の地方都市で育った子どもにとって映画はテレビで見るものだった

荻昌弘さんが解説する「月曜ロードショー」(TBS)、水野晴郎さんの「水曜ロードショー」(日本テレビ)、高島忠夫さんの「ゴールデン洋画劇場」(フジテレビ)は金曜だった。日曜日は淀川長治さんの「日曜洋画劇場」。「アラビアのロレンス」(六二年)を初めて見たのもテレビだった

▼ロレンス役のピーター・オトゥールさんが亡くなった。オスマン・トルコからのアラブ独立運動を支援した英国陸軍将校を描いた映画はトルコでは今も上映されないと聞くが、世界的に愛され続ける名作だろう

▼絵に描いたような二枚目。碧眼(へきがん)。「砂漠は清潔だ」というせりふが映画にあったが、砂漠のような高潔さと妖しさがあった

▼アカデミー賞に八回ノミネートされながら、一度もオスカーを取れなかったのは珍記録というが、むしろ名誉だ。ロレンスだけの俳優ではなかった

杉村春子さんは九十一歳で亡くなる前も出演作品に「その役は恋をするのでしょうね」と言っていたそうだ。同じような逸話がある。オトゥールさんは、二〇〇三年のアカデミー賞名誉賞を最初は嫌がった。「アイム・スティル・イン・ザ・ゲーム」(まだ現役だぞ)。名ぜりふである。ロレンスを映画館の大スクリーンでもう一度見たい。


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