今日のコラム

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12月13日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

命をかける

「人多くして人なし」という言葉を、昔ある先輩から聞いたことがある。考えてみると、会社経営においても普通の状態では、間に合う人は大勢いる。ところがさて、大事に臨んで間に合う人はというと、きわめて少ないものである。

 では、どういう人が大事のとき役に立つか。その道の知識とか経験が大きな比重を持つことは当然だが、ただそれだけではダメのように思う。その上に何が必要かというと、「生命を賭す」気構えである。と言っても今日ではほんとうに命を捨てるということはきわめて少ないが、いざというときには「命をかけて」という気構えを、いつの場合でも持っている人が、ほんとうに大事に役立つ人だと思うのである。


【コラム】筆洗

2013年12月12日東京新聞TOKYOWeb
 
▼苦労の末に一つの作品が完成した。それが頭から否定されたらどんな気持ちになるか。積み木を崩された子どもは泣き叫ぶだろう。大人でもふてくされたくなる

花巻東高校の千葉翔太外野手を覚えているだろうか。夏の甲子園。ファウルで粘って粘って出塁する小柄な左打者といえば思い出すかもしれない。準決勝で花巻東延岡学園に敗れた。あの日、千葉君は過呼吸になるほど号泣していた。四カ月後の千葉君はふてくされてなんていない。実に生き生きしていた

▼準決勝の直前、あの「カット打法」はファウルを意図して打っていると禁止されてしまった。一五六センチの千葉君が自分で考え、長年、苦労して磨いてきた技術だった

▼牛乳をどんなに飲んでも身長は伸びなかった。パワーのない自分の仕事はとにかく出塁することと心に決めた。「三遊間に強いゴロを打つことを心掛ければ、安打になる可能性が高い。悪くてもファウルになる」。その技術が否定されてしまった。どんなにくやしかったことか

▼「落ち込まなかったです。それがルールなら仕方がない。それに禁止されてもヒットを打つ自信があったんです」という。号泣は自分のことではなく「チームが負けたから」。心配はいらなかったか

▼日大に合格した。野球を続ける。「実力が上がればプロにも」。千葉君は今も牛乳を飲み続けているそうだ。


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