今日のコラム


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12月11日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

持ち味を生かす

 家康は日本の歴史上最もすぐれた指導者の一人であり、その考え方なり、業績に学ぶべきものは多々ある。しかしだからと言って他の人が家康の通りにやったらうまくいくかというとそうではない。むしろ失敗する場合が多いと思う。と言うのは、家康のやり方は家康という人にしてはじめて成功するのであって、家康とはいろいろな意味で持ち味の違う別の人がやっても、それはうまくいかないものである。

 人にはみなそれぞれに違った持ち味がある。一人として全く同じということはない。だから偉人のやり方をそのまま真似るというのでなく、それにヒントを得て自分の持ち味に合わせたあり方を生み出さねばならないと思う。

【コラム】筆洗

2013年12月10日東京新聞TOKYOWeb
 

▼一九四一(昭和十六)年十二月八日(ハワイ時間は七日)の真珠湾攻撃の戦果説明図がニューヨークでの競売で約四千三百万円で落札されたという

▼「トラ・トラ・トラ」を打電した淵田美津雄中佐が昭和天皇への説明に際して使用した図と聞く

▼変な取り合わせだが、同じ競売でボブ・ディランのエレキギターがその二倍を超える約九千九百万円で落札された。ロック史上、ひときわ輝く存在で、ノーベル文学賞の有力候補とはいえ、すごい価格に驚いた

▼あのエレキだなと分かった人もいるだろう。一九六五年七月、ニューポート・フォーク・フェスティバルに出演した時、ディランはこのエレキを持って登場し、観客に「裏切り者」と厳しく批判された

▼エレキがなぜ怒りの対象になったか。ベトナム反戦運動が高まりつつあった当時、フォークソングは抵抗のための音楽だった。その中心にいたディランがロックの象徴といえるエレキを持つのは「商業主義に身を売る許し難い行為」(広田寛治著『ロック・クロニクル』)で裏切りだった

▼ディランの「転向」は成功し、その後のロックの隆盛につながる。あのエレキにはそんな物語がある。例の戦果説明図には「軍極秘」と赤い字で記されている。かつての極秘が歴史の「価値」で大負けした? なんだか特定秘密保護法をディランに皮肉られた気がしなくもない。


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