今日のコラム


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12月2日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

忍ぶべきを忍ぶ

 誠心誠意いいものをすすめたけれども用いてくれないというので憤慨し、これは相手が暗愚だからしようがないとやけになって、結局うちこわしになってしまうということが、ままあるようです。

 しかし、そういうことでは、私は大したことはできないだろうと思います。用いてくれなければ時をまとう。これだけ説明してもだめだというのは、これは時節がきていないのだ──そう考えてじっと忍耐していくところから、無言のうちに知らしめる、というような強い大きな誠意が生まれてきます。そしてそのうちに、相手がみずから悟ることにもなって、それが非常な成功に結びつくことにもなりましよう。


【コラム】筆洗

2013年12月1日(東京新聞TOKYOWeb)
 
▼師走は後を振り向きたくなる時節なのかもしれない。また一年が過ぎる。その一年一年の積み重ねである「過去」をふと考えさせる力が師走にはある

▼いい年をした男たちが、泣くかもしれない。きょう一日の東京・国立競技場でのラグビーの関東大学リーグ対抗戦の早大-明大。その終了後、松任谷由実さんが「ノーサイド」を歌う

▼現在の国立競技場での最後の早明戦になる。二〇二〇年の東京五輪に向けて新国立競技場が建設される。日本の成長期を象徴する現在の競技場は来年七月、解体される

▼日本が元気だった一九八四年に発表されたアルバム「NO SIDE」に入っている。女性がラグビーの試合を観戦している。男には最後の試合。しかし<長いリーグ戦、締めくくるキックはゴールをそれた>。失敗して、ノーサイドとなる。男は<もう二度とかぐことのない風、深く吸った>。敗北と、青年期が終わることへの静かな悲しみが伝わる

▼男は現在五十すぎか。成長、終身雇用、年功序列の時代は終わり、会社員であり続けることさえ厳しい三十年だったはずだ。親も弱ってきた。子どもの就職も難しい。老眼も進んできている。理想のゴールに向けいろんな苦労をしてきたが、人生のノーサイドもそろそろ考えずにはいられない

▼あの曲に涙ぐむ男を見かけてもそっとしておいてほしい。そんな日もある。


☆ 今日も皆様にとって良い一日でありますように ☆