今日のコラム


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11月21日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

心をときはなつ

 自由な発想の転換ができるということは、指導者にとってきわめて大事なことである。しかし、発想の転換ということはさかんに言われるが、実際はなかなかむずかしい。みずから自分の心をしばったり、せばめている場合が多いのである。

 だから大事なことは、自分の心をときはなち、ひろげていくことである。そしてたとえば、いままでオモテから見ていたものをウラから見、またウラを見ていたものをオモテも見てみる。そういったことをあらゆる機会にくり返していくことであろう。そうした心の訓練によって、随所に発想の転換ができるようにしたいものである。

筆洗

2013年11月20日筆洗 (東京新聞TOKYOWeb)
 
▼母親が「母さん助けて詐欺」に引っ掛かったことがある。会社のカネを使い込んだと吹き込まれたという。聞いた途端にへたり込んだのは被害金額の大きさに加えて母親が自分のことを使い込みをしかねない人間と判断したことだった

▼数字選択式の宝くじ「ロト6」の当せん番号を教えるという詐欺のニュースを見た。百五十人から総額三億四千万円をだまし取っていた。当せん番号が事前に分かるので有料で教えてやると持ち掛ける。被害者には気の毒だが、「そんなバカな話」である

▼推理作家の結城昌治さんが書いている。世知辛い世の中、赤の他人がいい話を持ってくるはずはない。「引っかかるほうが間抜けなのだ」。厳しいが、そういう結城さんも詐欺に引っ掛かったというし、どんな詐欺話にも信じたくなる部分はある

▼「ロト6」詐欺を信じた理由は、世の中には「カラクリ」があるに違いないという悲しい思い込みのせいかもしれない

▼みんな黙っているが、実はうまいことやっているのでは。当せん番号は誰かが決めているんじゃないか。自分の人生がうまくいかないのは…。そんな思いに取りつかれてしまう日は誰にだってあるだろう

▼呪文を解く方法は簡単かもしれぬ。どんなに「いい話」でも、口封じされても、誰かに相談してみること。「バカだねえ」。そう言ってくれるはずだ。目が覚める。

☆ 今日も皆様にとって良い一日でありますように ☆